今日は桜木町の海岸通団地に行きました。
昭和30年代に建った団地です。エレベータのない5階建ての、とてもなつかしい感じの、これぞ団地。
9棟あったうち都市整備公団の再開発プランによってすでに5棟がこわされ、
高層団地に建て替えられようとしています。
年末に上映会をやった「海岸通団地物語~そして女たちは生きていく」の30歳の杉本暁子監督と
映画の中にとり上げられている、団地に住む画家の女性Hさんのお部屋におじゃましました。
いままで家賃数万だったのに、高層団地になると家賃が3倍にもなるんだそうです。
年金生活者や年とった単身者ばかりで、住み替えられるのかどうか、路頭に迷うのか、と
国会議員陳情にも行くんだそうです。尊厳ある女性です。
写真はいま絵画教室に使っていらっしゃる部屋からの風景です。
居住空間を追われる問題、でも市内でもあまり知られていません。
自分の住んでいた部屋がこわされるのを自分で撮ったという写真が貼ってありました。
どんなきもちだったかと思う。
あざみ野で 6月に「海岸通団地物語」の上映会が準備されています。またお知らせします。
Hさんの絵の展覧会とお話を聴く会、映画上映会を有志でできたらいいね、と
団地のおともだちのSさんお手製の餃子をご馳走になりながら話しました。
Sさん、とても面白い方でした。笑いは人生で最も大事なことの一つです!
美味しいお店や、料理の話にも花が咲きました。
関内のアパホテルの1階のランチはピザがとくにおいしいそうだ。。。
海風がそよそよ通り、すてきな休日になりました。
伝えられるべきことはなんなのか。
Hさんは「絵なんて何の役にも立たない。焼いて食べられもしない。それを肝に銘じながら続けている」とおっしやった。
こんな写真ですみません。。。